祝いの赤飯 | |
夕方、私は自分の夕食を求め、病院の周辺を歩いた。いかにもという地元密着型の商店街があることは分かっていたのだが、その中に これといった飲食店が無く。妻と私がお気に入りの店で太巻きを買おうとしたのだが、全て売り切れていた。が、赤飯が1膳分、残っていた。今日は我が娘が誕生した。これ以上おめでたいことは無い。ということで赤飯を購入。主菜と副菜はコンビニエンスストアで購入。こういう場所で弁当類を買うことが無い私、妙なところで新鮮な体験とあいなった。 妻の病室に戻り、妻は入院食、私は今し方 買ってきた赤飯で夕食を取った。味はともかく、やっぱり家族で一緒に食事をすると楽しいし、美味しく感じる。ささやかながら、赤飯で娘の誕生を祝った。デザートは日中に義兄が差し入れてくれたゼリー。流石は義兄、とても気の利いた差し入れである。妻と2人で美味しくいただいた。 病院の面会時間は20時まで。ということでギリギリまで粘り、妻と募る話をし、帰路についた。この日、2度目の帰路は、暗かった。 |
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